BlackBerryが身売り? AmazonとMS-Nokiaが検討か

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メールに強みをもちビジネスマンに人気のスマートフォン「BlackBerry」を開発・発売する加Research In Motion(RIM)社は、ここのところiPhoneなどに圧されて厳しい戦いを強いられています。

ここで、Microsoft-Nokia陣営やAamazon.comなどがRIM買収に動き出したという報道が流れて来ました。
日経新聞の報道です。

BlackBerryはフルキーボードを搭載し、メール機能を強みにビジネスマンに根強いユーザーをもつスマートフォン。オバマ大統領も愛用しているとして話題になりました。
国内でもDocomoが発売しており、一部のニッチなユーザーは「これしかない」と愛用しています。

しかし、ここのところAndroidやiPhoneといった”モダン”なスマートフォンに押されている様子が報道されてきました。エンターテイメント向けには弱いBlackBerryのシステムは一般ユーザー向けに弱く、販売台数で伸び悩んでいました。
このような苦境にあるなかで今年夏には(ユーザ数低下による)業務量の低下などを理由に従業員を2000人リストラするなどで収益体質の維持に努めてきました。しかし、次世代機「BlackBerry 10」に搭載する半導体の提供が遅れているため、この発売も延期せざるを獲ない状況になりました。また、半導体の問題だけでなく実はソフトウエアも完成していないのではないかという噂まで挙がってきています。
これらによって経営の先行きへの不安感がいっそう増してしており、現状では非常に苦しい状況です。

ここで、この状況のRIMを買収しようとする勢力が2つ有るようだと、日経新聞は報道しています。
一つはAmazon.comです。電子書籍リーダーKindleから派生したAndroid搭載タブレットとしての「Kindle Fire」 をリリースしています。
またもう一つはMicrosoftとNokiaの連合。WindowsPhoneというBlackBerryOS以外のプラットフォームを擁するこの陣営も、BlackBerryの買収へ乗り出しています。

この買収の目的は、なんといってもBlackBerryの持つユーザー数にあるとソースの日経新聞は指摘しています。全世界7500万人のユーザーを擁するBlackBerryは、その存在がユーザーから見放されると7500万もの”フリー”のユーザーが誕生します。この「受け皿」となるプラットフォームとして自社製品を売り込むことは魅力的でしょうし、他社買収のリスクを考えれば先に自社が買収しておくことは利益になり得ます。
MicrosoftはWindows PhoneでBlack Berryユーザー層を「喰う」事をもくろんでいるというわけです。

上記買収報道は各社関係者がそれぞれ否定しては居るものの、可能性としてはかなりあり得るものです。また、今は誰も買収をかけなかったとしても、RIMの苦境が続くことは間違い有りません。
今後の動きに注目が集まります。

Source : 日経新聞(「ブラックベリー」身売り説 MSやアマゾン名乗り), 日経新聞(加RIM 従業員11%削減 ブラックベリー苦戦で2000人), CNET(BlackBerry10 公開延期の理由は開発上の問題か)
(アイキャッチ画像は渦中の現行モデル「Black Berry Bold 9900」)