NTT docomo 富士通…日本企業がSamsungと共同で半導体開発へ。docomoのマルチバンド電力増幅器を製品化する?

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NTT docomo、富士通やNECカシオ、パナソニックなど日本のスマートフォン関連企業と、韓国Samsungとで共同で半導体を開発するようです。日経新聞が報じています。開発する半導体はスマートフォンの通信制御用に採用される予定で、海外にシェアを奪われている分野での「アジアブランド」確立を目指していくみたいです。

現在,携帯電話での通信制御用の半導体はシェアの3割以上、スマートフォンだけで言うと8割が米Qualcommが握っており、日本で発売されているAndroidスマートフォンの多くにもQualcomm製のチップセットが採用されています。日本がこの分野ではほとんど手付かずというのが現状で、海外勢の半導体に頼らざるを得ませんでした。

今回の共同開発の1番のポイントはSamsungとの提携です。Samsungは自社ブランド「Galaxy」を中心に多くの国で売り上げを伸ばしている、韓国が国を挙げてサポートする大企業。LEDといえばサムスンといイメージを築き、製品の生産力が高いのも特徴。日本企業はそこに注目したのかもしれません。

共同で立ち上げる会社の資本金は3000億円とされており、その過半をNTT docomoが出資。Samsung、富士通、NEC、パナソニックが残りを出資します。開発された製品は出資会社の携帯電話に搭載される予定。また、海外の企業にも販売を行っていくようです。


NTT docomoが研究開発中の700MHz~2.1GHzまでの9つの周波数を動的に変更できるマルチバンド電力増幅器を製品化するのかもしれませんね。これは、複数の周波数帯を1つの電力増幅器でまかなうことが可能となる技術。製品化すれば、今までよりも小型化・集積化が可能となり、スマートフォンがよりコンパクトになる可能性を秘めています。つかむ電波エリアも広くなるかもしれませんね!

日経新聞