AppleとSamsungの売り上げが最強過ぎる!他社がどう追いつき、追い越すのか。

                  emunoki_img_110806_09

結論を言うと、iPhoneとGalaxyがバカ売れ!その他は微妙…。という構図が浮き彫りになりました。各社4~6月期の端末売上台数が出そろってきて徐々に分かった現実。その後をHTCが猛追しているという状況。あれ?日本勢は?ギリギリソニー・エリクソンを日本企業としてカウントしても、まだ弱いです…。これから日本の開発メーカーはどのような戦略で世界に自社端末を売り込んでいくのでしょうか。

■止まらないiPhoneの爆売り上げ

Appleの今期(4~6月期)のiPhoneの売上は去年の同期(2010年4月~6月)の2.4倍の2030万台となり、初めて4半期ベースで売上台数首位の座を獲得したそうです。2.4倍っていっても、2010年の6月23日の発売だったので、数値としては若干偏りが出ているとは思いますが、それでも発売後1年経っても売上が伸び続けているという事実は正直、驚愕せざるを得ません。日本はね、softbankが2年契約で端末代金0円で売ってるじゃないですか。月々の料金も比較的安いし。でも世界でこれだけ売れ続けている訳なのですから、やはり料金以外のメリットを求めてみんな買いに走っているんですよね、きっと。App storeの大量のアプリだったり、ヌルヌル動くホーム画面であったり…。そこまでスペックは高くないんです。けれどそれを気にさせないのがAppleの上手さと言えます。

■Android軍勢から頭1つ抜けたGalaxy

Samsungが手掛けるGalaxyシリーズ。日本でもGalaxy S II SC-02Cが6月に発売され、瞬く間に多くの人の手に行き渡りました。デュアルコアCPUを搭載した端末は夏モデルとしてはこいつだけだったのですが、そのサクサク度とレスポンスの速さはついにiPhoneを超えた!と言わしめるほど。Appleの月間連続1位記録もストップさせ、全世界堂々の発売後85日で500万台を売りあげたのはやはり伊達ではありません。Samsungは前年比の6倍の売り上げ台数を記録しています。

2社を追うのが台湾HTC。ここは昔からスマートフォンを作ってきており、端末を一目見て「HTCの端末だ」と印象付ける分まだ伸び白はあると思います。
しかし、Blackberryを手掛けるカナダのRIMやWindows Phoneでシェア奪還を狙うNokia、その他大手MotorolaSonyEricssonも相次いで売上が減少。多くの会社が赤字転落でした(RIMは利益を出しています。SonyEricssonは震災の影響で売上が伸びませんでした)

しかし、これらの企業はグローバルな市場に自社製品を投入しています。まだその分マシ。

問題は日本の開発メーカーなのです。シャープ、京セラ、カシオ等は一応中国やアメリカに向けてマーケットを拡大させようとしていますが、イマイチの不振気味。東芝も撤退し富士通任せ、パナソニックやNECもこれから…といった感じです。日本が世界に誇れる技術・機能・システムとしては、防水・防塵機能であったり、赤外線通信であったり、おサイフケータイ(Felica)、iモードやEzWeb等の垂直統合モデル、3Gネットワーク網…と昔は色々あったのですが、それも徐々に影を薄れ、いつの間にか日本でしか通用しない端末がはびこるマーケットになってしまっています。確かに、日本特化機能も優秀なモノばかりなのですが、世界で生き抜くためには、その地域に合わせたローカライズ世界で通用する強力な武器を持つ他ありません。Androidで推していくのならばなおさらです。もちろん、各社手探りながらも解決に向けて進んでいるのだとは思いますが、残された時間はそう多くないのかもしれません。今はスマートフォンへの乗り換えのブームで持ちこたえている感がやはり出ていると思います。

私は日本人ですから、やはり日本の企業が頑張ってほしい訳で…。いつか、これぞ、ものづくり大国日本だ!と呼べるような端末が出てくることを期待しています。そうですね…まずは2011年秋モデルから。

日経新聞