改造ROM機、修理にだしたらどうなるの?

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スマートフォンって、少なくない人が何らかの改造ROMを入れてると思うんですよね。
純正ROMよりも性能が良かったり機能が豊富だったりするのは、やっぱり魅力的に感じます。

ところで、改造ROMが乗ったスマホを修理にだしたらどうなると思います?
興味深いブログエントリーを見つけましたのでご紹介しましょう。

改造ROMリスク

改造ROMを使う場合は大きなリスクが有るのは、きっと皆さん当然ご存知のことだと思います。

そう、メーカーやキャリアの保障が効かなくなるのです。
「安心補償サービス」などに加入している場合でも補償が受けられないだけでなく、 メーカー純正サービスはことごとく享受できなくなります。

これは改造ROMをFlashする人間はよく自覚しなければならないリスクです。

修理に出すまで

さて、では本題のブログエントリーを見ていきたいと思います。

この ブログオーナーはソフトバンクのDesire HDのユーザ。ある日、GPSの調子が悪くなってしまったとのこと。
もちろん、このDesire HDはCyanogen ModがインストールされたROM改造品でした。

ROMをいじっていることもあり、修理に出すかは悩んだようです。
しかし、修理に出せばどうなるのかという好奇心と、「安心補償パック」に加入していたことが後押しとなりとりあえず出してみることに。

なお、修理にだしたときのDesireHDの状態は次のようだったそう。

  • Recoveryを純正のものに戻せない
  • バックアップしていたAndroid2.2のROMに書き戻し
  • S-ONに出来ていない

帰ってきた状態

後日DesireHDが帰ってきましたが、改造ROM判定が行われ未修理の状態で帰ってきました。
この時のリペアリポート(修理報告書)には次のように記載されています。

 

 

 

平素は弊社製品をご愛用頂き、まことにありがとうございます。検査の結果、ROMの改造を確認いたしました。ROM改造品は不正改造扱いとなり修理受付不可のため、未修理にて返却させていただきます。
今後ともお客様にご満足いただけますよう、サービス向上に努めて参りますので宜しくお願い申し上げます。

ブログ主としては、修理されないのはもちろん「想定の範囲内」
改造ROM製品ですから、このような対応にはなるのはむしろ当然です。
そのまま未修理のDesireHDを受け取り、帰ろうとしましたが・・・

しかし、問題はここからなのです。

返却されたDesire HDを起動してみると・・・
なんと「未修理」であるにも関わらずROMがFlashし直され、純正のAndroid 2.3.3に書きなおされ、アップデートされていたのです!
純正へFlashし直されているのですからもちろんrooted解除やブートローダのS-OFFされROM未改造相当の状態に変更されていたようです。

また、「安心保証パック」の契約も無通告で解除されていたそうです。
(これは規定に明記されているようです。)

ブログオーナーの疑問点

ここでブログオーナー「未修理」であるはずなのにファームアップされるなどの状態の変化があるのは「これは修理なのではないか」と疑問を持ちます。
なのより、修理依頼時に「ファームの更新は有るのか?」という質問に対し「それは古いファームのままであろう」という回答を得ていた事も疑問を裏付けしたようです。

この事について店員に確認すると、次のような回答を得たようです。

ファームウエアのアップデートを行うことにより、不正改造を防ぐ目的がある。
新規契約時に「Softbankスマートフォン契約に際しての注意事項」の(6)で同意をとっている

この時提示された上記の契約書類には次の様に書かれています。
(ただし、契約時とリビジョンは異なる)

故障受付時に古いシステムソフトウエアであった場合には、最新のシステムソフトウエアにアップデートを行った上でご返却致します。(一部、アップデートの対象外となる場合があります)

さて、この件について契約時に同意を取られているかを確認しようとしたブログ主ですが、契約書類はソフトバンクの店頭で管理しているようで、その確認を取ることができなかったようです。

なにより、修理依頼時の説明と食い違うのが納得いきませんよね。
ここの説明がちゃんとしていれば、このような混乱にはならなかったのですが・・・

学ぶべきこと

CyanogenModなどをインストールした、改造ROM端末を修理にだすとロクな事にならないのがよくわかりますね。
バージョンアップした純正ROMでrootやS-ONを獲得し再度Flash出来るとは限りませんから、改造ROMにしているなら「修理に出さない」というのが大切になりそうです。

まとめると、次の3つの結果をまねきます。

  • S-ONやrootedなどの獲得の無効
  • 最新の純正ROMへの書き換え
  • 「安心補償パック」などの補償サービスの停止

またこれはいつでも言えることですが、キャリア窓口に何か説明を求めるときは契約書などの情報も確認してもらって回答を得るなど、“確実な返答を得られるよう”に考慮し、販売員の発言を信じ過ぎないようにすることも大切です。

何にしろ、ROMの改造は”自己責任”
たとえ理不尽な思いをしても誰も助けてくれませんから、充分慎重におこなう必要がありそうです。

Source : moccai.us >> DesireHDをGPS不具合で修理に出してみた