Androidの位置情報送信 何に使われてるの?送信しないようには?

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iOSが隠しファイルに位置情報データを保存していた問題に始まり、 実はAndroidも情報も位置情報を送信しているようだ!と話題になっています。

iOSについてはまだ不明な部分が多いですが、Androidについては 「ユーザに許可された物」なのをご存知ですか?
このデータが何に使われてるの?送信しないようにするには?という疑問にもお答えしますよー 

今回の騒動は、「Android/iOSが端末の位置情報をGoogleへ送信している」とWSJが報じたのがきっかけ。

直前には、オライリーレーダブログ「貴方はiPhone持ってる?アップルは貴方の動向を保存しているぞ!」iPhoneが位置情報を隠しファイルに保存していることを紹介されていました。
そのためユーザの神経が敏感になっており、「Androidもか!」「Googleが何か悪さを企んでいるのでは?」と大きな話題となったわけです。

あたかも無断でデータが送信されているように報道されていましたが、熱心なAndroidユーザなら気づいた人も少なくなかったでしょう。
「あれ?この送信は許可した覚えがあるぞ?」

ボクもそのひとりで、TechCrunchの記者も同じような事を書いてくれています。

これがその許可を求めるの画面
(図はボクのHTC Ariaです)

Googleのロケーションサービスが匿名の位置情報を収集するのを許可しますか?
この収集行動はアプリケーションが立ち上がっていないときにも実行されます。
[同意する]   [同意しない]

これに同意することで、ロケーションサービスが有効になる引換に携帯端末の位置情報とその周辺の電波状況などが送信されます。
この通信には個人を特定可能な情報は含まれていません


ところでこのデータ、何のためにGoogleに送信されているのでしょう?

実はこれ、Googleが進めている「ロケーションサービス」というサービスのデータベースの構築の為なのです。

いったいこれは何だといえばGPSなどを用いなくてもユーザがどこに位置しているかを判別する機能です。
パソコンでサクっとインターネットにつないだらGoogleの検索ボックス下に現在地の地名がすでに表示されていた、検索内容が家の場所に最適化されている…そんな経験が有る方も居るでしょう。
その体験を実現しているのが「ロケーションサービス」なのです。

仕組みは簡単、Wifiの電波を利用しているのです。
Googleは世界各地にどんなSSIDのWifiが飛んでいるかをデータベース化しており、これから「貴方が接続中のSSIDが〇〇なら、貴方は東京都の~に居ますね」という風に場所を特定しています。

このデータベース構築の為にはどこにどんなSSIDのアクセスポイントが有るのかの情報を入手することが必須です。
Googleはそのデータを全世界に散らばるAndroid端末を利用して収集しています。
Android端末に周辺にあるSSIDと現在位置をセットにして送信させることで、Wifi電波と場所の対応をデータベースに追加、位置情報の精度向上に役立てているのです。

(余談ですが、Googleはこの他にStreet View収録時にもSSIDを収集していました。一部ではこれも問題になりましたね。)


まぁ用途がわかったと言っても、自分の現在位置が知られるのは気持ちよくはないですね。

というわけで、以降送信されなくする方法も紹介しておきます。

Androidの設定へ入り、

「設定」→「ロケーション」→「無線ネットワークを使う」

チェックを外すことで、ロケーションサービスは使えなくなりますが位置情報が一切送信されなくなります。

ちなみにボクは、普段は切ったり使ったり臨機応変に対応しています。
実は、これ切ると電池の持ちがよくなるみたいなんですよね・・・ボクの気のせいかもですけれど。
でもロケーションサービスとっても便利だし・・・悩ましい!


と、ここまではAndroidの話でしたが、iOSはどうなのでしょう?
実は、ボクはiOS対応端末を持っていないのでよく分かっていない状況です…

ただ、わりかし素早く声明をだしたGoogleに対してAppleは未だ黙って居るのが気になります・・・
米国上院議員がAppleに声明を求めているという報道もあり、どうなってしまうのか少し心配です。

ボクはMobileMeのiPhone位置検索とかの情報送信なのかなぁと推測したりして居ますが、いったい何に使っているんでしょうね?

(Photo from dnfisher on Flicker)