「GalaxyはiPhoneのパクりだ」 AppleがSumsungを提訴!

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うーん、iPhoneとGalaxy似てるよなぁ…と思っていたら、やっぱりAppleは黙っていなかったようですよ?
ついに法廷論争に発展するようだ、とWALL STREET JOURNALが報じています。

でもこれ、これまでもよくあった「法廷論争」と違って、一筋縄では行かないような気がしているのです。

 

まずは、今回の双方の意見をまとめてみます。

Apple側は一言で言えば「GalaxyはiPhoneのパクりだ!」と主張しているようですね。
Sumsungは自社でユニークな製品を開発したのではなく、Appleの技術、ユーザインターフェース、革新的スタイルをコピーすることを選んだ」と38ページに渡る訴状の中で述べています
またこの訴状では、具体的な「パクり」の箇所として、パッケージングやアイコンを挙げているようです。

こんなあからさまなコピーは間違えている!」とApple側スポークスマンのKristin Huguet氏は述べています。

対するSumsung側では、 「Sumsung自身で開発したコア技術と、知的財産の強化が継続的成長の鍵になっている」と主張しており、争う構えです。
GalaxyはiPhoneをパクる事無く、しっかりと自社開発した製品だということでしょう。


近年はAndroid端末の成長著しく、iPhoneはその地位を脅かされつつあります。

Ganalysの調査を見ると、2009年暮時点ではAndroidに対して優位にあったiPhoneですが昨年のAndroidの大躍進(なんと成長率600%以上!)を受けて、2010年暮では劣勢に立たされている様子が確認できます。
まさに、Android陣営への攻撃は「急務」なのです。

そのなかでも世界1000万台以上を売り上げた「 S」を抱えるSumsungを攻撃対象としたことは、何ら不思議ではありません。


しかしこの訴訟はこれまでとは少し違う性格を持っていると考えられます。AppleはNokiaなどを相手にスマートフォン関連の訴訟を多く抱えていますが、今回は状況が違うのです。
何が違うのでしょうか?それはSumsungがAppleの強力で親密なパートナ-企業だということです。

皆さんご存知のiPhone4の心臓部「 A4」は、Appleが設計を行った純正SoCですが、その製造はSumsungが負っています。
おそらく、設計にもSumsungが関与していると見て違いないでしょう。
同じチップを別のファブに発注・製造可能かというと、これは可能かどうか疑わしいと思います。
(それこそ、A4の中にはSumsungの「自身が開発したコア技術」が含まれている可能性がおおいに有りますから。)

また、PC製造にも安価なSumsnugの製品は欠かせません。
MacBookシリーズにもSumsnugのチップが多数使用されているはずです。

主力製品の部品としてSumsung製品を多数使用しているAppleは、これらの供給を止められるとたちまちに困ります。
Appleの弁護士が、それに気づいていないはずはないでしょう。

それでもSumsungを訴えなければならないほどに追い込まれているのでしょうか?
あるいは何か作戦が有るのでしょうか…


ちなみに、ボクは少なくともUIに関しては「iPhoneっぽいなぁ」と思っていますよ。
というか、Galaxyの第一印象が「うわぁ、iPhoneっぽいAndroidだ!」だったのを覚えています(笑)
touch wizのドロワーとかは、もう全く「iPhone」と見分けがつかないレベルでは無いでしょうか?


うーん、ここまで似ているとさすがに…
法律には詳しくないのですが、AppleはUI関係の特許もたくさん取得していると聞いているのでもしかするとSumsungは勝てないかも…?と素人目に思っています。

何にしろ、今後のスマートフォン業界にとっては心配なニュースです。
iPhoneの特徴の一つである高性能SoCが無くなったり、勢いのあるGalaxy勢がコケたり…というのは、ユーザにとっても不利益に違い有りませんね。